ADATA Legend 970 レビュー

ADATA Legend 970 (テスト済みの場合、1TB で $189.99、2TB で $329.99 から) は、生のスループット速度の点でテストした中で最速の PCI Express 5.0 ソリッド ステート ドライブではありませんが、そのベンチマーク スコアは第 5 世代の中で最高のものの 1 つです。私たちがレビューしたSSDは、いくつかのケースではエディターズチョイスを受賞したCrucial T700を上回っていました。 Legend 970 は、私たちがレビューした初めてのアクティブ空冷 (ファンベース) ヒートシンクを備えた PCIe 5.0 SSD でもあり、その冷却システムはサーマル スロットリングを最小限に抑えるか排除してパフォーマンスを最大化するのに十分に機能しているようです。

Legend 970 は、PCI Express 5.0 バス上で NVMe 2.0 プロトコルを実行する 4 レーンのソリッド ステート ドライブです。 この両面内蔵 SSD は、標準の M.2 Type-2280「ガムスティック」形式で提供されます。 このドライブは、Micron 232 層 3D TLC NAND チップと Phison の新しい第 5 世代に最適化された PS5026-E26 コントローラーを使用しています。 これらのコア仕様に見覚えがあると思われる場合は、これまでにレビューした他のすべての第 5 世代 SSD (Gigabyte Aorus 10000、Crucial T700、Corsair MP700、および Seagate FireCuda 540) でこれらの仕様を確認しているためです。これらの用語については、SSD 用語の便利なガイドをご覧ください)。

970 には、M.2 ヒートシンクに埋め込まれた二層アルミニウム合金ファンという独自のアクティブ冷却システムが搭載されています。 ファンに電力を供給するために、ヒートシンクには SATA コネクタ付きのケーブルがあり、電源装置の空き SATA コネクタ リードの 1 つに差し込みます。 他のすべてが同じであれば、効果的な冷却システムを備えた SSD は、効果の低い冷却システムを備えたモデルよりも優れたパフォーマンスを発揮するはずです。 1 つには、高温によりサーマル スロットルが発生する可能性があります。これは、SSD のオペレーティング ソフトウェアに組み込まれている保護メカニズムで、過熱が続く危険がある場合に速度を低下させます。 ADATA は、970 の熱放散はスロットリングを完全に回避するのに十分な効果があると主張しています。 他の第 5 世代 SSD と比較したベンチマーク テストの結果に基づくと、Legend 970 の冷却システムは非常にうまく機能しているようです。 ヒートシンクを備えたドライブがマザーボードの PCIe 5.0 スロット周囲の環境に適合していること、およびボードに Gen 5 M.2 スロットが実際に搭載されていることを確認してください。 そうでない場合、ドライブは PCI Express 4.0 の速度に戻り、理論上は高速で、そもそもこの高価なドライブを購入した理由がすべて無効になってしまいます。

Legend 970 には 1TB と 2TB のバージョンがあり、これまでレビューした他のほとんどの第 5 世代 SSD と同じ容量です。 (エディターズチョイスを受賞したCrucial T700には4TBスティックも付属しています。)

この記事の執筆時点では、Legend 970 は米国市場への発売までまだ少なくとも 1 週間ありますが、すでに Amazon を通じてサードパーティ ベンダーによって法外な価格で販売されています。 米国での発売後、小売価格に上記の定価/メーカー希望小売価格が反映されるまで購入を待ってください。

耐久性に関しては、生涯書き込み容量 (TBW) で表され、Legend 970 は Aorus 10000 および Corsair MP700 と同等であり、どちらも 1TB で 700TBW、2TB で 1,400TBW と評価されています。 これは、1TB と 2TB でそれぞれ 600TBW と 1,200TBW の定格を持つ Crucial T700 に匹敵します。 ただし、Seagate FireCuda 540 は、テストした第 5 世代ドライブの中で最も耐久性が高く、1 TB スティックで 1,000 TBW、2 TB で 2,000 TBW です。

いくつかの PCI Express 4.0 ドライブは、大幅に高い耐久性評価を提供します。 たとえば、MSI Spatium M470 の定格は 1TB で 1,600TBW、2TB で 3,300TBW です。 逆に、耐久性の低い QLC メモリを使用する Mushkin Delta の定格は、1 TB でわずか 200 TBW、2 TB で 400 TBW、4 TB で 800 TBW です。

テラバイト書き込みの仕様は、一部のセルが故障して使用できなくなる前にドライブに書き込むことができるデータ量のメーカーの推定値です。 ADATA は、Legend 970 を 5 年間、またはデータ書き込みの定格 TBW 数値に達するまでのいずれか早い方の期間保証します。 ただし、このドライブの耐久性評価は、SSD に大量のデータを書き込む場合を除き、970 が保証期間全体にわたって保証されるのは間違いありません。